こんにちは、いかがお過ごしでしょうか?

 

 

前回「人間拡張」についてまとめたので

今日は後編を書きます。

あくまで、未来の事ですので何も断定的なことや、必ず役に立つなどとは言えませんが

これからのデジタル進化はより加速度が”増す”であろうとわかっている以上、備忘録的として

定期的に気になったデジタル変革はレポートしていきたいと思います。

さて取り上げるのはテーマは前回の「人間拡張」であえて取り上げなかった「VR」です。

スピルバーグの映画「レディプレイヤー1」でその世界は紹介されましたが、映画は見ましたか?

VRの将来性としての期待値としては、携帯端末の次の役割(プラットフォーム)をになるという

大きな予想から、アップルウオッチのような単なるデバイスの役割に留まるという見方もあります。

 

ただ、特定の分野ではとてつもない力を秘めているようですので、私はアップルウオッチのような補

完的な役割には収まらないと思います。

Contents

VR(仮想現実)

「VRは脳をどう変えるか?」ジェレミー・ベイレンソン 文芸春秋社

の内容を参考にしながら紹介します。

まず物語は2014年フェイスブックが無名のオキュラスを20億ドルで買収したことから始まりま

す。マーク・ザッカーバーグがVRを舞台に引き上げた形です。

映画にも出てくるヘッドセット型(ケーブルフリー!)で動き回れます。

今年になり5万円台で売り出され人気が高まりました。

 

まず先にVRの基本的な弱点を先に言うと、眼精疲労(焦点が常に目の前)とVR酔い(画像がスムー

ズでないと脳が酔う)と言うのがあったそうですが、だいぶ改善されました。

 

ただ、体を壁や机にぶつけないような一部屋サイズのプレイルーム(日本家屋での悩み)

は必要みたいです(存分に楽しみたいなら)。

勝間さんユーチューブ

 

 

VRの効果は、ゲーム以外の分野で目覚ましい功績をあげその力を証明したことで驚きをもたらしま

した。最初はカレッジフットボールで試されすぐにプロフットボールリーグのNFLに持ち込まれま

す。このVRを使ったトレーニングで有名になったのがアリゾナ・カーディナルスのQB(クォーター

バック)カーソン・パーマー。

プロスポーツは瞬間の判断力を求められます。プロのディフェンダーが粉砕しに襲い掛かってくる

のを避けながら迅速にうごく必要があります。ただこういうプレーは練習で同じ緊迫した状況を

再現することは難しかったのですが、VRがそれを可能にしたのです。

 

2017年シーズンで彼は格段にプレー判断が早くなり、自己最高記録をうちたて、チャンピオンシッ

プに進出しました。

(スポーツ・イラストレイテッド誌の特集)

それ以外のスポーツでも使われています

(NBAキングスの例)

(西ドイツサッカー代表チーム)

つまり、あらゆるトレーニングや訓練で効果が期待できるのです。

現実に起こることは稀だが、一度起きると破壊的な災害などリアルな訓練は難しかった

ですが、VRならテロでも天災でも再現できます。

 

日常的な、些細な防犯や例えば監査業界の実例セミナーでも使用されていたりします。紙の上の事例

ではなくリアルガチに近い実例が体験できるのです。

もちろんリアルな疑似恋愛が必要なら訓練すべきですねww

 

VRの構造

仕組みとしては3つだそうです

トラッキング:体の動きを追跡する

レンダリング:新しい場所に3次元モデルを出現させる

(2015年で1秒間に75フレーム分レンダリングが行われている)

ディスプレイ:物理的な感覚を含めデジタル化してヘッドセットなどで伝える

 

元々の原型は発明家による1920年代のフライトシュミレーターのようなものから

始まったそうです。

 

生々しい没入感

先ほどの短所であげなかった一番大きな点は、「脳に与える影響の大きさ」です。

これは長所と裏表になっています。

 

本では、早くから開発者の申し合わせとして「VRでは一人称視点の暴力ゲームは作らない、

理由はあまりに生々しく罪悪感を残すからだ」というコンセンサスがあったと書かれています。

 

地震シュミレーターやスカイダイビングあらゆるリアリティを体験できる、しかしもしその体験が

あまりに強烈だったら?逃げ出したいときにただ一つのコツがあるそうでそれは「目をつぶる」

だそうです。

6つの可能性

6つの可能性にまとめて解説してされているのが参考になったので紹介します。

説明は私の理解にとどまりますが

・オンラインオフラインの境界線の超越

・知覚の超越

・想像力の拡張

・物語の拡張

・次元の超越(2次元が3次元に、そのまた逆、ポケモンGO)

・距離の超越

これら6つの境界線のあたりで超越したり、拡張したりと言う可能性があるのではないか

と言う内容です(ざっくり過ぎるww)

 

例えば、絵本やおもちゃの世界に入っていけたり、ゴルフのような風や地面の傾き、芝目などを

知覚しながらゲームできたり、コンサートやスポーツ中継のカメラ視点に視点を選択できる、

また遠隔地からの操作、治療、学習ができるなどなど

 

我々ファッション業界のニーズは「想像力の拡張」に当てはまるのでしょう。

ネイルや髪型、アクセサリーにウエアの試着をする必要がないなど、可能なら良いですね?

想像力の拡張に距離の拡張が加われば、ネット上で試着できれば店に行く必要は(AIの自動アド

バイザー等が開発されれば)ない!店に行かなくて良い!この影響が最も大きいと思う。

 

また、その服を着て物語の拡張でバーチャルのパーティに出かけるなら(映画のシーンにあった)、

現実世界の服を買わずに、バーチャルコスチュームにはお金を使うようになるだろうという予測は

本にも書いてありました。

予想される「出てくる未来」

実際の社会生活で影響が大きいのは「距離の超越」だと思います。

なんせ通勤の必要が無くなる、自宅勤務の課題、会議や打ち合わせがリアルに出来るからです。

また、遠距離で出張して会いにいく必要が無くなる、面接もVRで出来る、(VRで練習もするww)

(後で紹介するホロレンズが活躍します)

 

その様に家を出ずにサービスや接客を受ける事ができる、企業は交通費の負担が減る。

社会的に悪用されるとすれば、「マインドコントロール」!ダークサイドに落ちやすくなる、もと

もと落ちる人は落ちる。

 

まとまますと社会的に活用される場面は

  • 不可能
  • 危険
  • 高価
  • 望ましくない結果を生む

だそうです。つまり、特別な用途ですね。

プロスポーツ、医師、危険な作業、防災、調査、軍事には活用されるでしょう。

 

チャンスがあればとりあえず、試してみましょう!

すでにチャット機能サービスもあるらしいです。

距離を超えて、あらゆる人とコスプレしてコミュニケーションの場が作られるのでしょう。

(映画では「オアシス」と言う名のフィールドでしたね)

「amber」アンバー

 

携帯会社が力を入れている

原宿、竹下通りのフォーエバー21の跡地にGalaxyのショールームが出来ました。

上層階にはVRの体験コーナーもあり、その様子がビル正面に写し出されています。

この様に携帯会社がVRを売っている、アップルも開発中との噂もあるそうです。

また、ヘッドセットもサングラス方式へ進化中

559ドル、9月からキャンペーン開始10月発売予定

家でものタートつなぎ、外出中は携帯と繋ぐ様です

 

携帯会社が販売していくと、家の中だけの環境ではない発想になると思います。

使う用途により、ゴーグルの形は変わってくるのだろうと思います。

 

インスタグラムのように5年先の進化を想像する

この様にハードはハードなリに、ソフトもそれなりに出てくるでしょうが、

市場が日常生活でどの様に受け止め、どのように使うのかという進化は3年、5年ぐらいかかるの

ではないかと思います。

 

同じような疑問が、インスタグラムが登場した5年前にもあったはずで、効果があると言う声が上がると

駆け込み寺のように皆追随してますが、個人的な意見では様子見では遅いでしょう。

積極的に試していくことをお勧めします。

 

現実にファッションに向くソフトや技術が固まらないと評価はできませんが、果たしてそれは

憧れのデザイナーに手招きされ、仮想のランウエイで最新作を身にまといランウェイを闊歩する感じなのか?

それともVRゴーグルを使って完全な仮想世界でファッションを楽しむのか、または仮想現実効果を日常で

楽しむのかで活用のレベル感が別れると思います。

 

ASOSと言うECサイトにすでにVRが組み込まれています。

ポケモンGOと同じ、現実にVRを読み込むタイプです、実際に試す事が可能です。

まずASOSのアプリを入れて、品番を選択して(すべの品番が対応してるわけではない)

(このサイトは、どの品番も動画がついてます、それだけでも先進的)

品番の近くにあるVRのボタンを押すと

室内で使用していたとして、青いポインターの場所でクリックするとモデル画像が現れる。

より3次元の世界でその服を選ぶか吟味する事ができる。

この30秒の動画で体験できます。

これを知ったのはnoteに投稿されたレポートに出ていました。

投稿者はZOZO研究所なので、日本で口火を切るのはこう言う先端技術を研究しているZOZOあたり

から出てくるんでしょうね。

 

VRのアミューズメントパーク

もうすでにVRのアミューズメントパーク(ビル1棟)が中国にある様です。

バンジー体験とか、VRゴーカート、そしてこれは操縦席に乗り込み宇宙体験ができる。

迫力満点でしょうね。

全身にセンサーをつけてバトルアクション、回転式ポッドに乗り操縦気分。

都市の中にボブスレーコースがあると言う設定。スピード出そうで怖そう。

ノリとしては大阪にありそうな感じですねwwあちこちにたくさん出来るでしょう。

 

先ほどもオフィースワーカーの勤務で移動がなくなると書きましたが、VRはブルーカラー

の生産現場でも活躍します。マニュアルが組み込まれてるので、あらゆる国籍の人が使える

指示説明が出てくる。世界中で作業員が不足する中、誰でも雇える機能は大きいです。

 

アップルが開発かもと。。書きましたが、最も取り組んでいる巨人はマイクロソフトです。

ホログラムと言う技術です、

ホロレンズという製品を開発しています。

 

複合現実MRのデモンストレーション、ホログラムの臨場感!!

マイクロソフトの天才アレックス・キップマンのTEDでのスピーチ必見です(19分)

(画面右下に出てくる歯車の様な形の設定ボタンで、字幕表示を日本語で選ぶ)

 

まとめ:ミーハーでいこう

ことデジタルに関しては興味本位でいきましょう。

とりあえず試してみる。

良さを体感してないと、途中からはとびのれないです。

 

アイフォンが10年前、SNSが5年でこれだけ影響を与えているんですから。

「楽しむ」のは最も人間らしい行動。

「堕落する」と考える人も多いでしょうが、それは別の問題だと思います。

 

17万人も集まるコミケもそうですが、定着すれば「生きがい」と言い切る人も多い。

人々は「楽しむ」ことの延長で、またその周囲で消費をするでしょし、その時はいろんなチャネル

や方法で販売してるのだろうと思います。

 

何と言っても商売は環境適応業ですから

と言う事で、また次回

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