こんにちは😃いかがお過ごしでしょうか?

 

今回は、現在に影響を濃く与えている2005年ぐらいからの出来事にスポットを当てて

みたいと思います。今日のテーマは「価値観」の変化です。

この時期は、時代に影響を与えることが続けて起きています、その辺りに注目してまとめ

てみました。

 

では2004年~2010年の出来事を振り返ってみましょう

Contents

1、振り返り「あの頃は。。。」

時代を先読みした特筆の本を赤字で記しています。

青文字はSNSに関する現象です

2004年

■GREE(後にMixi)

■フェイスブック

 

2005年 

・CoolJapan

・第一回東京ガールズコレクション

 

2006年 

・ライブドア事件

■ツイッター

・「ロングテール 」

・表参道ヒルズ

 

2007年

・iphon発表

・6/29日iPhoneアメリカ販売開始

・六本木ミッドタウン

 

2008年

・リーマンショック

・iphon3G、7/11ソフトバンクより日本販売

・ブロックチェーン理論(サトシ・ナカモト)→その後ビットコイン

・H&M上陸

 

2009年 

「FREE」

・フォーエバー21上陸

・ブロガー人気

・アウトレットモール開業ラッシュ

・情報格差~多様化+多元化消費

 

2010年 

■インスタグラム

・MIXIユーザー2000万人

・3Dプリンター一般化(開発は1995年)

・「SHARE」

・スマホアプリ急増

・フェイスブック人気

 

2011年 

・東日本大震災

 

 

2、なんといっても変化自体が速い

95年にウインドウズデビューから10年でスマホへ移り始め今に至ります

情報が広がるスピードが激変しました、まさしく情報革命。

 

では、上の年表から独断で、重要と思われる変化を紹介した本を3冊取り上げます

1冊目は「ロングテール」

これはすでに紹介しました

 

「FREE」

「フリー」です、10年前の出版です。

「無料からお金を取り出す新戦略」というサブタイトルで、著者はロングテールと同じく

クリス・アンダーソン

  • フリーという概念は昔からあるものだ、「無料サンプル」は昔からある
  • フリーには無料と自由という意味がある
  • 語源は「フレンド」
  • フリーの概念を活かしたビジネスモデルは4つほどある
  • TVやラジオが出た時も、放送は無料で広告で物を売るビジネスが始まった
  • 21世紀のフリーは武器になる、デジタルのものは遅かれ早かれただになる

 

何と言っても「デジタルなものはいずれタダになる」が印象的です。

 

2007年のエピソードとして、とある”ビッグ”ミュージシャンが英国のタブロイド紙の

日曜版280万部に「付録」として 新譜のCDを”タダ”で付けたという話があります。

(7/24日発売新譜を7/15日に無料配布)

彼は その付録騒動の後、8/1からロンドンライブで21日間ソールドアウトにしました。

差し引きで こういう商売はどうなんだろう?という話です

 

  • 英「デイリーメイル紙」支出差し引き 70万ドルの損
  • ミュージシャン 差し引き 1880万ドルの得

デイリーメール紙はこの試みは成功だったと語ったそうです

(大物とは故「プリンス」です )

 

ネットの進化は止まらない、デジタル情報のフリー化は止まらない。

しかしフリーからもお金儲けはできる、それをどう考えるかが重要だ、という内容です 。

この本の発売翌年(2010年)ぐらいから、一気に国内婦人雑誌を中心に付録が豪華に

なってきました。記憶に新しいですよね。

 

音楽業界でも、その後CDそのものが売れなくなり、大物バンドもツアーを再開し

同時にグッズを売り収益最大化を目指す「プリンス・スタイル」になりました。

日本の場合コンサートホールが老朽化で各地で足りない!というのが残念ですが。

 

本がきっかけというより、「WIRED紙」の編集長という立場で、いち早く流れに気づいた

著者からの「発想を変える必要がありますよ!」という警鐘でした

 

「SHER」

3冊目は「シェアー」

レイチェル・ボッツマン&ルー・ロジャース著

「私のものはあなたのもの」~コラボ消費

 

もしあなたが、小さな町に住んでおり

大工道具を使いたかったら”借りればいい”という 発想はないか?

投げかけから始まります。

 

再利用といえば古本屋のような仕組みは昔からあるものです。

そのように考えていけば、車も、空き部屋も、使っていないガレージも 必要な時だけ

借りればいい、貸せばいいと考えるのは道理です。

そしてそういう人が増えてきた。ネットで物の所在も、管理も簡単になった。

 

一番の背景は消費経済の行き詰まりがあります。

それと物をたくさん持っていることが幸せなのか?という疑問

また、そんな環境で私はどう生きたいかという「自分自身の定義」

 

この辺りの自分らしさの追求や情報の交換は「SNSの進化」、

またそれを使いやすくしたデバイス(スマートフォン)が影響が大きいわけです。

 

 

著者が言うコラボレーション消費に必要な条件は4つ

 

1、需要と供給のマッチング ”欲しいものがある”

2、余剰キャパシティの活用 ”余っている、余力がある”

3、共通資源の尊重 ”地球を痛めつけるのか嫌だ”

4、他者への信頼 ”私は信頼されており、同じ考えの仲間と共有したい”

 

貸主、借主双方がSNSで評価され(フォロワーが多い、どういう思想の持ち主か?)ていれば

近しい考えの人とコミュニティーを構成したい、時間を過ごしたい、物を共有したいと、どんどん

参加範囲を増やすのは簡単になります、結果「シェアー」は加速していってます。

 

この本以降次々と「シェアエコノミー」が生まれてきました

フリー志向に加え、ウーバー、民泊 、シェアの進化が我々の生活にも及んできてますね。

 

例えば、

⭐エアクローゼット(2015年サービス開始)

寺田倉庫の出資のベンチャー事業

定額制と結びついてスタイリングサービスへとより進化してます。

気に入れば買うこともできるし、買った服をすぐにメルカリで売る(使った間だけ”シェア”して

いる)ユーズドの服で十分、飽きたらまた売る 。

 

「消費者が、東京観光または就職活動で1ヶ月、大都市のウィークリーマンションに滞在する。

事前にエアクローゼットに登録しておけば、マンションのクローゼットに

一揃い服が入っている。帰るときはそのままで良い。」

 

どうです、こんなサービス

 

上の4原則にそくしてますよね

ファッションだけでなく、物を持つ事が大きく変わっていきます。

 

ホテルは宿泊業ですが、”ベッド・シェア”とは言われないと本にも書いてあります

あなたは「物」だけ売っているのか?それとも「サービス」を売っているのでしょうか?

「リアル店は強い!」と申し添えておきます、ネットは便利ですがブランドの面から見れば

リアル店は強いのです、その価値を活かしていれば。。ですが。

 

限界費用「0」社会

ついでに紹介させていただきます

ジェレミー・リフキン著

これは上の年表からは外れますが、2015年の出版です

「SHARE」の続きが気になる方に、お勧めします

著者の考えが正しいとは限りませんが、今後の社会のあり方を論じています

 

・再生可能なエネルギーにする

・資本主義と社会主義のいいとこ取りをする

などなど

 

ここまで紹介した本に興味が多少なりともあるのでしたら、現在の資本主義の行き詰

まりを、頭の中で整理しておくことをお勧めします。

テーマは大きくなりますが、背景として資本主義の行き詰まりが「もうこれぐらいでいい」

という成長を優先しない思考が「フリー」や「シェア」を生んでいるとも言えます。

 

私個人の理解で簡単にまとめますと

中世の頃から、大国は未開の大陸を征服して搾取して、市場に持ち帰り利益を得ることで

成長してきました。

 

その資金は株主が出す、リスクと利益をバランスさせた資本主義ですね。

しかし、21世紀に入りもう未開の地はないわけです 、搾取するところもない。

どこで物を作ろうが人件費は上がっている。ぼろ儲けはない。

 

だから資金が要らない、借りてまで投資する先(需要)がない。

誰も借りないから先進国は低金利、マイナス金利でも誰も借りない 。

国境と経済がリンクしてないので、1国だけの経済政策は機能しない、影響がない。

 

大手企業は国境をこえて税金を納めない。

成長がないと皆が満足しない、貧富格差に対して政治家は配分する原資がない。

そこから必然的に身の丈にあった生活をしようという考えが出てくる

「ベーシックインカム」という話が出てくる

乱暴な解説ですが。。

 

 

不景気そうな話ですが、商売が成り立たないというわけでありません

昔の高度成長時代を懐かしむ、バブル時代がよかったという方は別ですが

身の丈にあった生活をして生きたいといってるだけですから

消費をしないと言うわけではないです。

 

 

そう言う消費者の気持ちがわかっている企業から買いたいと言ってるだけです

皆さんも日常の買い物は、そういう選別をしていませんか?

 

ということで、この4冊を読んでおけば、2020に至る時代感覚は理解できる!

ということで紹介させていただきました。

まとめ

今回の目的は「変化」を流れとしての備忘録です。

一つ一つの出来事は記憶に残るところですが、それらが繋がった時に流れになりますので、

そういう視点で理解を残しておきたいですね。

 

2005~2010年の変化が、10年ぐらいのタイムラグで社会に入り込んで来てましたが、今後はもっと

早くなるかもしれません。デジタル革命が加速するからです。

 

個人的な感想

・目の前での議論(限界費用2015年など)は約10年後には本格化するかもしれない

・ファッショントレンドと違い社会潮流は将来をある程度正しく予測している

 

この流れが続けば、「セール!セール!」で売上ばかり追求し

差し引き計算したら”赤”だとか、在庫が換金できず。。という時代は終わるのかもしれません。

というか終わりますよねそんな不自然な商売は

 

このように流れで見ればメチャカリやメルカリを敵視する必要は無い事がわかります。

むしろ商売人ならウーバーや民泊を体験したうえで、自分の商売との違いを確認しなければいけま

せんね。

 

「シェア」と「フリー」の掛け合わせの事例

「ビジネスモデル2.0図鑑」という最近のベストセラーがあります。

この作者(というよりグループ代表)は、「Note」というサイトに発売前に

全文公開してます。

 

また、本を作ること自体、社会人(広く公募)に声かけてグループで作成してます。

この本を無料にして、先(のプロジェクト)に続けていくエネルギーにしてるようです

このような活動は注目ですね。

 

今後もフリーやシェアのビジネスモデルには注目していきたいと思います。

 

「価値感の変化」とかけて「空き瓶に入れた手紙」ととく

そのこころは

「どこかには流れ着きます」😁

ではまた次回

 

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