77:「少し未来をのぞいてみる」

こんにちは、いかがお過ごしでしょうか?

 

気温も急激に上がり始めました。暖かいのは良いのですが、最高気温の上がり方が少し急角度な

のが(30年平均に対して)気になる所です。(2月で20度はちょっとどうなんでしょうか。。)

 

今日は「未来」の話を取り上げてみたいと思います。

 

結論から申し上げますと、「未来なんて分かるわけないじゃん」と言う身もふたもない話です。

そんな話を読ませてしまうのは時間の無駄なのかも知れませんが、それでもちょっとした備え

や考え方に結びつけば良いなと思い書かせていただきます。

 

 

このテーマのきっかけは成毛眞さんの著書「2040年」です。ニュースピックスのインタビュー

で、この本を書こうとした動機について語られてますが、理由は「もうすぐ次の大災害が迫って

ますよ」と言う事だそうです。

 

 

本の後半で描かれてるのは南海トラフ地震と富士山噴火についてです。周期的に起きてる事のXデ

イが本の間近に迫ってる、たぶん2040年までには起きるでしょうから備えましょうと言う内容で

す。

 

しかし、そんな思い内容だけでは読者に届かないので、明るい話題として技術革新をいくつか前

半に紹介する構成にしたと仰ってました。このコロナの混乱も明けないうちからそんな重い内容

を。。と言うご意見もあるとは思いますが、この一年の経験を通して学んだことも多いと思いま

す。

 

どんな大災害が来ようとも商売から離れるわけには行かないのですから、物理的な防災活動とは

別に、商売上の防災への気構えを持つ必要性は、このコロナショックで感じたことではないでし

ょうか?そして日頃からの備えの必要性も?

 

 

と言うことで、その日への備えは各自にお任せして、今日は明るい部分だけ2040年の世界をみて

行きましょう。

 

本の内容はこちらの動画で約13分で理解できます

2040年の世界

10年で1Gの進化

「しもしも〜?」のネタになるトランシーバーの様なデカさの携帯電話を私が初めて見たのは新

神戸駅のホームで、持ち主はその筋の人とわかる風体で、当時「あんなに頻繁に電話する必要あ

る?」と思ったことを今でも覚えています。

 

80年代の当時から移動通信の規格は10年更新になってます。今年から第5世代になるわけです。

 

移動通信システム

1G=1980年代

2G=1990年代 インターネット

3G=2000年代 iモード

4G=2010年代 アイフォン・GPS

5G=2020年代 ←いまココ

 

6G=2030年代

 

世代が進化するたびに通信における情報量が拡大し安定して来ています。ですので1世代進化

毎に出来る事が増えて来ます。現在の5Gでは始まったばかりでまだその威力を目にする事は

ありませんが、過去を見てもサービス開始後5年ほどでサービスを含めて整備されるので、20

25には5Gが当たり前に使われると思います。

 

 

大容量で接続が切れなければ可能になる事は増えて来ます。遠隔地での複雑なコミュニケーシ

ョンや治療、交通の高速移動(自動運転や空飛ぶ自動車)が使える様になるでしょう。同時に

いろんな地域サービスや交通インフラも一括管理で(Maas=モビリティ・アズ・ア・サービ

ス)利便性が増すでしょう。(トヨタがスマートシティで実験中)

 

同じ10年でも進化の加速度が違う

いま、寿命曲線が急上昇してるのですが、医学が発達してるのに加え、再生医療という武器を

人類は手に入れ遺伝子工学の進化や老いの仕組みも解明されつつある事もあります。個人的に

驚いたのは若返りの候補薬も2種類あるそうです。2015年NHK特集で有名になりました。

 

 

1つは糖尿病の処方薬なので医師の判断がなければ手に入りませんが、もう1種類はなんとア

マゾンでも購入できます(サプリなので)。(個人でよく調べて自己責任でご使用くださいね)

ホリエモンも言っていますが、まだ動物実験しかデータが無いそうですので自己責任でお願いします。

 


これらの研究で人類の限界と言われた120歳を超える寿命が今後得られるのかが注目されてい

ます。ちなみにグーグルはcalicoという会社の投資していて、遺伝子研究で寿命500歳を目指

してるそうです。なんと500歳!

 

お釈迦様は寿命は多少短かろうが長かろうが一瞬である事に変わりない。セミが5日や6日で死

んで気にするか?それより天命をしっかり生きろ!と説かれますが、プロセスを重視する思考と

、何歳まで生きたという結果を重視する思考の違いを感じてしまいます。

 

何にせよ指数関数的と言われる爆発的な進化速度が注目という事です。医学においてはそれぐ

らい寿命が伸びるだろうという事は、あらゆる方面でその様な指数関数的にのびる可能性があ

りますよ。。という事です。

 

例えば倍々で半導体の進化が進んでることを示すムーアの法則があります。(2→4→8→、、

、)何処かで爆発的に増えてくるポイント(だいたい12回目あたり)があります。

 

 

そんなに計算速度が進むとどこかで人類の知能を超えちゃうぞというのがシンギュラリティと

いう言葉です。何とまあ、それを日常生活で感じる事が出来るのが我々の世代だと思います。

 

 

私達はすでに3Gから5Gまでの進化を体験しています。特に4Gのアイフォンを手にして10

年の変化は大きなものでした。そう思いませんか?次の10年はこれがさらに加速するわけで

す。

 

10年毎に通信規格が繰り上がっても、生活面に変化(対応したデバイス)が現れるのは5年後

くらいです。ですので私たちが5Gを使いこなすのは2025年ぐらいになるでしょう。

 

 

現在の販売の武器となっているインスタもこの流れに乗ったものですから、2025年にはまた

違う切り口でお客様とコミュニケーションを取っているのではないでしょうか?

 

進化のスピードアップ

1、チェスゲームの法則  倍々で能力が増える

2、巨人の肩に乗る  100年単位の偉大な発明・発見(現在は20世紀の知恵を
使っている)

3、思考の変化  環境を大事にした発明、もったいない、すでにあるもので組み合わせを

工夫する、サスティナビリティとイノベーションの両立

 

2、の巨人の肩とは、例えばアインシュタインやハイゼンベルクの量子力学1900年前半の発見

ですが、アイフォン上の地図を表示するGPS機能はこれがないと誤差が大きいままで使えない

そうです。

 

思考の変化はイーロン・マスクの代表される考え方です。彼は人類の進歩に貢献するにはと考え

「インターネット」「クリーンエネルギー」「宇宙」の3つの分野を選びました。

 

 

言動にお騒がせ感はあるものの、儲けを全て次のミッションに注ぎ込み24時間働く彼の姿勢に

超優秀人材が馳せ参じ、破産寸前まで追い込まれたテスラモーターズとスペースXを蘇らせまし

た。

 

会社が倒産寸前であった事もあり、ありえないスピード感でありえない予算の低さで行う必要が

ありました。その結果、新しい発明にこだわる事なくすでにある物を使う、使えるものは再利用

する発想が用いられたそうです。

 

実験動画の打ち上げブースターが基地に自動で戻る様はビックリですが、環境に優しい最近の流

れと合わせ、力任せの開発ではない未来の風景を見せてくれています。(自分の愛車を打ち上げ

ちゃう茶目っ気)動画2分40秒 宇宙空間の場面にはCGが混じりますが、着陸は現実です。

 

 

真空チューブトンネルを使った高速移動(時速1000キロ)もラスベガスでの実験を経て今度世

界での実用も視野に入ってます。もう一つのハードなプロジェクト、脳に電極を埋めて脳の病気

を克服するも成し遂げそうです。

 

動画1分10秒

問題は進化が早すぎて大方の人には理解できない

倍のスピードで進化すると言う事は、次の10年で過去120年ぐらいの進化が成し遂げられると

言う事になります。そうすると出てくる現象として考えられるのは「進化が理解出来ない」状況

だそうです。

 

 

アインシュタインの相対性理論と重力の謎。。なんて100年前の発見であっても誰もそれを説明

出来なかったりします。AIの人工知能のアルゴリズムにしても「結果」をポンと出されますが、

何故そうなのか?という途中経過はわかりません。

 

世の中の7割ぐらいの人には付いていけない、理解出来ない世界になって行きます。「まあ、深く

考えるなよ」って事ですかね?

 

付いていけないからアンチ進化な思想やスローライフを目指す人も増えそうです。とりあえず寿

命が伸びれば100歳までは若々しくしていられるのでファッションが活躍する場も広がりそうで

す。

 

という事で、ここからは私達の身近な話題に移しましょう。

顧客満足の獲得

大事になるのは2つの指標、LTV(満足)とCAC(獲得)

結局、未来の関しては、過去の推移から延長線上にある程度の憶測は出せるでしょうが、それ以

上はなんとも言えないと思います。どのぐらい生活が便利になり、人の生活が変わり消費が変わ

るのか?

 

ただ、一つ言えるのは商売である以上「顧客満足」とは切り離せないと言う事です。ですので、

この先人類の進化程度に関係なく大事にしていく指標としてはLTV(ライフ・タイム・バリュー)

採用をお勧めします。

 

意味は顧客生涯価値です、逆に言えば1人の顧客の生涯に渡る満足度とも言えます。長く満足を

提供してお付き合い頂くわけです。そういう長くお付き合いすれば利益が最大化されかかる経費

は相対的に小さくなります。

 

もう一つの指標CACは、顧客を獲得するコストです。暗い未来の一部として今後人口は減るので

すから、今頑張っているインスタのフォロワー集めもより困難になるわけです。となれば今の努

力は十分なのか?維持していくにはどうするのか?という事が困ってくると思います。

 

 

今現在、顧客の指示がきちんとあればそれなりの「繁盛」という結果がついて来てるでしょうか

ら、ある程度CACを掛けて新規顧客を確保していく意味があります。

 

アマゾンが3800円のプライムサービスを勧めているのも、送料無料、映画、音楽の提供でLTVを

上げる(退会させない)であり、そのためには多少のCACを掛けても良いという戦略だと思いま

す。

 

現在、皆様のお店がインスタライブで収益が上がっているとして、次の顧客獲得のために投資を

するか(例えばカメラマンと契約、動画編集を外部委託する)。もしくは既存顧客のために送料

を安くする、ポイントを多くつけるのか。。?のような2種類の施策を検討する事ができます。

 

ですので、私から提案するのはまず、次世代以降の通信速度の進化が頭においた上で、日常で使

うインフラやSNSは顧客が選ぶのですから、それらに置いてコミュニケーションをいち早く丁寧

に行い、LTVを上げていく事です。(まずは顧客ファースト、新規がネクスト)

 

その次に収益を新規顧客に向けるか、既存顧客に向けるか意識して投資をしてより結果を得る事

です。そして一番大事なのは、そういう進化の道具を使う以前に、現在の顧客リストが整備され

ている事、顧客との関係を曖昧にしておかない事(しっかり引き寄せる)が重要になります。

 

それがないと通信速度が7Gだろうが9Gだとしても、仕方ありません。

 

 

足元の未来図

まとめて構造改革

ずいぶん先の未来を見て来たような気がしますが、オリンピック2回分の未来と思うと

驚きです。一方、現実を見てますと、あくまで私から見える周囲の風景ですが、過去10

年ほどのよどみや宿題をまとめて片付けようとする動きが多く見えて来ます。

 

テスラ社も追い込まれた時は人員カットしていますので、生き残るためには必要ではあ

ります。しかし、リストラも未来があるかないかの差は大きいものです。

 

バランスの課題

まず、市場が変化した、通勤着の必要性が減りました。オンタイムとオフタイムの提案を

7:3や6:4で構成していたところが都心では多いので、7割、6割のオンタイムを何

に変えるのか?ということの答えを出していかなければいけません。

 

それとインフラとして店頭とECのバランスも整備が必要です。その上で先程のLTVとCA

Cを戦略として稼働させる必要があります。

 

 

それら販売を支える調達の方では仕入れの改革が荒療治としてあります。しかし、上場企

業の3Q決算を見ていると売り上げが下がっても黒字化しているのは仕入れを抑えたから

だと思うのですが。。。そうであればほぼ結論は出ています。

 

 

原価率を30以内に抑え込むこむためにありとあらゆる手段を使うよりも、40以内にして

その分プロパー消化があがるように価値向上した方が儲けは増えるんだという事がはっき

りと理解されると思います。(焼酎も6:4ですよね?)

 

地方専門店様においても店頭の3割は不良在庫と考えて、その分在庫を抑えて仕入れ回転を

上げる、そのような二人三脚がメーカーと行える、意思疎通があるのが目標になるでしょ

う。個人的な予測ですがww

 

OEMメーカー様に於いても、アパレル各社への提案は如何に価値があるように見えるか、

そのポイントを消費者は理解出来るのか?という事を伝えて消化率に繋げていくのが大事

になると思います。

 

そしてLTVとCACで顧客に還元していくのが足下の未来図かと思います。

最後に余計なことかもしれませんが

 

次の災害に備えよう

間違いなく起きるのですから、次のX dayはより迫っているのです。店や商品は持って逃

げる事は出来ませんが、顧客リストは持っていけます。再生出来る仕組みを考えましょう。

 

ではまた次回

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