こんにちは、いかがお過ごしでしょうか?

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1、先週のニュースから

冷凍食品増加傾向

無印良品が食品に力をいれ3割を冷凍食品にする方向だそうです

セブンイレブンも冷凍食品の棚割りを強化しているので、「そういえば増えたな」という感想を

お持ちの方も多いと思います。

記憶にあるニュースとして、青山骨董どうりにpicard(ピカール)がオープンしたのが2016年で

した。

(写真:オンラインサイトより:現在のメニュー価格とは違います)

まだ利用してませんが、旨いらしいです。

共稼ぎ先進国、フランスの働く女性の割合は高く9割以上だそうです。

(フランス女性の9割が働き続ける理由)

 

日本の共働き世帯数は

  • 現在:1077万世帯
  • 35年前:614万世帯

ちょうど1995年ぐらいに共稼ぎと専業主婦の比率が逆転しました。

現在は共稼ぎが7割ぐらいです。

 

この共稼ぎ世帯の増加、女性の働き方の変化は重要ですので、主婦層に関するニュースは把握してお

く必要があります。

小島先生の記事でも女性の社会進出によるパンツ比率上昇の考察、ストッキング激減による

アツギの赤字決算や、女性下着の変化 

など無視できない変化が多く起きてます。

 

またはアクセサリーなどにも嗜好の変化が見えますので、メーカーはカスタマージャーニーにこれら

の変化を取り込む必要があります。

メンズもオンとオフの兼用着を求める傾向はありましたが、そのような流れになっているのでしょう

か?今後検証していきたいと思います。

 

冷凍食品を求める理由は、とにかく働く主婦は時間がない!ということなんでしょう。

まとまった時間がないとうのは現代人の共通の悩みですが、インスタグラムは切り分けされた時間と

相性が良いと言われて実際受け入れられています。

冷凍食品やインスタと同じように主婦の限られた時間と相性の良い戦略はますます大事になっていく

と思われます。

千駄ヶ谷ブランド躍進

大阪の光世さんのブランドがZOZOで目標対比で売上3倍とニュースで見ました、素晴らしいですね。

OEMメーカーさんを”千駄ヶ谷ブランド”とくくるのは、個人の見解ですのでお断りしておきます。

光世さんも大阪ですので、正しくは千駄ヶ谷ではありません。

 

千駄ヶ谷には中小メーカーが多く集まっており、OEMや卸が主体で直営店を構えるメーカーさんは

少なかったわけですが(小田急ミロードなどへ出店されるところははありました)。

メーカー様のブランディングには直営店という壁が存在します。

 

多くのOEMメーカーは生産特化の組織構造ですから、販売部門を持つだけで組織は肥大化しますし

販売オペレーションのスキル、そのマネジメントも要求されるので難易度が高かったわけです。

その点、ネット販売でこのように成功事例が出てくると、OEMメーカーも自立への道に光が見えて

きますね。ZOZOにも登録されるところも増えているようです。

 

もともと古くからセレクトがセール用商材を依頼することも多く、今ではアウトレットで採用されて

実績はもともと十分あるわけですから、ブランドとしてネットモールに採用されれば実力を発揮しや

すい環境になっているんだと思います。

そういう実力があるという意味で敬意を持って「千駄ヶ谷ブランド」と呼ばせていただいてます。

 

中堅メーカー以外に、新興勢力もネット販売を伸ばしているようですので、また来週取り上げたいと

思います。

今週、これ以外に興味を持った噂は

  • 企画者の人員不足が目立っている
  • 女性社長メーカーの勢いが良い

こちらの方、取材で確かめていきたいと思います。

2,あなたのチームは機能してますか

ご紹介するのはパトリック・レンシオーニさんのビジネスフィクション3部作の一番最後の本に

なります。ビジネスフィクションというのは小説仕立てになっており、ストーリー展開から主人公が

学んで行くスタイルです。ですので読みやすい。

 

本ではとある企業の経営陣が舞台になっており、短期的な目標に向かって進んでいきたい、進展させ

ないとまずいというプレッシャーの中で、なぜか足並みの揃わない経営陣が描かれています。

本の中で繰り返し出てくるのが下記の図です。

 

経営陣というチームでコミュニケーションが進まない「構造的問題」が図示されています。

信頼関係がないところから始まってるんですね、思い当たる経験がいくつもあります。

  1. 信頼の欠如
  2. 衝突への恐怖
  3. 責任感の不足
  4. 説明責任の回避
  5. 結果への無関心

それぞれが段階で示されていますが、言葉の意味するところは、皆様の経験上でも、多少の規模

の組織であればそのフレーズの意味する光景が目に浮かぶと思います。

それぞれの段階が意味するところは

  1. 信頼への欠如→意見は一致してないのに議論が起きない
  2. 衝突への恐怖→不満はあっても会議で意見を言わない
  3. 責任感の不足→決定した事でもきちんと支持しない
  4. 説明責任の回避→衝突を避けて互いの説明を求めない
  5. 結果への無関心→各自の仕事にかまけて全体を見ない

著者は、これらをチームが陥りがちな5つの機能不全とよんでいます

まなさまの会社も1つかもしれない、あるいは2つほど思い当たるかもしれない機能不全が

当てはまっているかもしれませんが、それらは単独でも問題ですが他の項目とも密接に関連

して問題を複雑にしていることが多いと著者は説きます。

それら5つの機能不全を解消したい場合、キーワードになる言葉が図の右側にあるワードです。

  1. 完全無欠
  2. 表面的な調和
  3. 曖昧な態度
  4. 基準の低さ
  5. 地位と自尊心

このワードの使い方は本を読んでいただいた方が良いです。

この本の良いところは、5流の機能不全それぞれへの対処法をパート別に説明してくれている

ところです。

上記のワードを使いながら、問題の解きほぐし方が丁寧に解説してあります。

 

経営陣にこの症状がある場合、解決のプログラムは第三者が行う必要があるでしょうが、コン

サルを雇わなくてもチーム内でできるように示してあります。

よろしければ参考にしてください

 

ではまた次回

 

 

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