こんにちは、いかがお過ごしでしょうか?

 

 

前回、市況雑感で、「社内」と「社外」に分けて原因を

ブレークダウンしていく手法を紹介させていただきました。

 

 

ブレークダウン手法は「トヨタのなぜを5回繰り返す」、というのが有名です。

これは簡単そうでなかなかできません。

 

なぜかと申しますと

ちょうど似ているのが「久しぶりにジムに行ったとき」です。

「おもったよりぜんぜん体が動かない」そんな経験ありますよね?

 

 

それとおなじである程度繰り返さないと、頭が働かない。

思考回路は動かない。考えるだけで疲れてしまう。

 

 

いきなり運動しても、息は上がり気持ちに体が付いていかない。

正しいフォームで体にあった負荷をかけないと

筋肉にはならない、まったく理屈は同じです。

 

逆に、慣れてきてできるようになっても、しばらく忙しさにかまけて

休んでしまうと筋肉も思考も衰えます。

 

 

最初から無理をしない!

けれど辛抱強く定期的に継続する、それが思考強化の秘訣になります。

 

 

自分で計画を立てて運動出来るひと、

パーソナルトレーナーを付けて予約しないと出来ない人、

やり方はそれぞれです。

 

 

しかし継続すると良いことがあります。

・チームで共通言語が使える様になる、会話が増える。

・お金がなくなる、儲からないことの全体像、因果関係がつかめる。

・何から手をつければ良いか、わかってくる、個人目標を立てやすくなる。

・分析力が上がると不安感もコントロールできてくる。

 

 

是非オススメします(頻度は月1回、年間10回がオススメです)

やり方は、運動同様、多種多様にありますので、また別の機会に

 

 

前回、社長が直面する不安を感じる場合、どうしたら良いかをテーマにしましたが

 

Contents

1、中小企業の3大悩み

中小企業の3大悩みが、

・教育

・採用

・広告

だそうです。

 

別の方が言う3大悩みは

・資金繰り

・コミュニケーション不足

・会社の方向性

 

ついでに私生活で類似を探すと

「夫婦喧嘩の原因」3つ

・お金がない

・時間がない

・コミュニケーションがない

 

多少似てますかね(笑)

 

 

皆さまの会社でも、類似した状況はあるかと思います。

では、これも見える化してしまいましょう。

 

現金が増えない

まず、なぜお金が増えないのか?を点検してみましょう

「バランスト・スコアカード 」という考え方があります。

キャプラーとノートンさんが考案しました

 

会社の活動を4つの行動、機能に分けて繋がりも同時に見てみるのです。

図にすると

(黄色の三角は下から上へ上がっていく意味です)

「財務の視点」が企業のゴール、

・収益性の向上=現金を増やす

 

その下が 「顧客の視点」

・顧客の創造=あなたの既存客はよく買ってくれて、新規の顧客も増えている

 

その手前が 「業務プロセスの視点」

・業務の活性化=業務において、競合を上回る工夫や改善、改革がなされている

それが顧客に伝わる

 

一番下に 「教育の視点」

・人材が育っている=業務改善の意欲とスキルが備わる

 

これをオススメする理由は

4つの視点でまとめてしまえばよく、取り組みやすくわかりやすいからです。

 

 

いくら毎日一生懸命でも、下から上に繋がっていなければ

お金にならない理屈がよくわかるからです。

 

もし、一生懸命に営業販売活動をしているのに、利益が上がらないのであれば

「顧客の視点」か「業務プロセスの視点」に問題があります。

 

また、「業務視点のプロセス」に問題があり、なおかつ

人材やモチベーション、コミュニケーションに問題を感じていれば

「人材の視点」に問題があります。

 

人材は、会社の力の源ですし、エネルギーそのものです

立派な電化製品も、弱いバッテリーでは満足に動きませんし、

当然ながら良い土でこそ、十分実りのある畑になります。

人材はコストだ、無駄は不必要だとなりがちです。

人件費は家賃と並び最も大きい費用でもあります。

 

ただ、人材育成こそが、利益に結びつく源泉だと言うことが

端的によくわかるので、「バランスト・スコアカード」を紹介する次第です。

泉はほど湧いてくればいいのです、枯らしてはダメなのです。

 

大手コンサルが開発した商品なので、大きい会社では、それぞれの部署の評価指標まで

落とし込む精緻な運用をするようですが、あまり細かくすると息がつまると

も聞きます。

 

 

”大雑把な共有”には最適だと、個人的には思います。

 

2、何を残して何を捨てる(変えるか)

 

前回、「こんまりメソッド」の例で何を変えるかが

成熟期では大事になる!と言う話をしました

 

皆様の会社やお店が現在も存続されているのは、それだけ競争力

(強み)があるからです。

これは誇って良いことです。

 

 

負の要素としては、一旦勝ちグセがつくとそのやり方を踏襲します

儲かった感覚や手応えが忘れられなくなります。

 

 

こうなると、勝ちグセがあるばかりに自社は茹でガエルになっているのか?

これを無くすと、この会社の魅力は失われてしまうのか?

悩むことがあります。

 

変化する環境に対応するには何を残して何を強くするのか?

 

ロイヤルホストの事例

「ロイホ」でお馴染み「ロイヤルホスト」はみなさんご存知だと思います

最初にレンストランを手がけたのは1959年と言うことで、私と同期です(笑)

 

外食産業は、ファンミリー層の変化に真っ先にダメージを受け、各社苦戦を

強いられているのはニュースでよく見ていると思います。

 

今更、外食産業の立て直しなど不可能にも思えますが、それをやり切った方

がいらっしゃいます。

 

畑違いの外食業、ロイヤルで必要なことは日債銀での頭取秘書時代に学んだ

是非読んでいただきたい(秘密にしておきたい)良記事です

 

立て直した菊池社長(現会長)

畑違いの会社から来て、ロイヤルホストを立て直す下りが語られています。

 

 

この会社の強みは「コックさんが店内調理する」ことだと本質を見抜き、

郊外型レストランチェーンが斜陽化する中で、従来の店や業態は閉めつつ、

セントラル工場で利益の出る給食事業や航空会社の食事供給を引き受け、

人材を活かしつつ収益化させました。

(工場配送でなく店内調理の強み)

 

また、会社のアイデンティティーとして、基幹事業(ロイヤルホスト本体)は

残して、再投資をしつつ健全な状態にしていったそうです。

(内装も強化した、銀座の新型店)

 

菊池会長がロイヤルホストの強みを

「バランスト・スコアカード」を使うことで

何が本当の会社の強みなのか?

がわかります。

 

その理由は、「顧客の創造の視点」に含まれているからです

顧客とつながっている事が、残した上で磨きをかけるべき物で

繋がっていない、つながりが薄い物事をに直せば良いからです。

 

 

このロイヤルホストの事例の様に

「会社の未来を考える」ことこそ社長の仕事ですね

 

3、コミュニケーションとは

 

コミュニケーションは、これは私の見解ですが

「他人に興味を持つか?持っているのか?」が本質だと思います。

持っていれば、素直に興味を示せばいいのですから。

 

愛情の反対は「無関心」ですから

理由はどうあれ、相手がそのように受け止めているということです。

 

理由は山ほどあるでしょうが、

会話をしてない時点で、相手は「無関心=愛情がない」

と間違いなく受け止めています。

 

 

私は従業員の多い会社で働いた経験から、部下が辞めるパターン

が多いのが上司による無意識の無視だと思います。

 

ですから、コミュニケーションの活性化は簡単です

あなたに関心があると、「相手に対して質問をする」です 。

「今日はどうだった?」

「今日は忙しかった?」

当然ながら、これに上下関係を持ち込んではいけません

上から目線はダメです、基本は同僚=対等です。

 

 

この「質問する行為」に、どれほどの威力があることか・・!

まずぜひ家庭内でお試し下さい、3日使うとすごいことになります(笑)

 

 

4、春 

2019年は2月18日の週で、最高気温14.8度(東京方面)と

2018年よりも1週早く15度近くに上がってきました。

 

2018年はここから3月25日週で21度と、30年間平均では 20度越すのは

4月22日週ですから、1ヶ月は早かったわけですが 同じようなペースですね。

 

人の基礎代謝は15度を境に切り替わるそうです。

ですから感覚的には切り替わりの2月末といえそうです。

 

 

こういう本があります

古い本なのでアマゾン中古で1円で買えますね

 

秋から冬に向かうと、冬に備え皮下脂肪を本能がためようとするので

こってりした食材を求めるようになる

逆に冬から春は、さっぱりしたものに変わっていく。

 

 

ですので、コンビニでは15度超えると麺類キャンペーンが始まります

(フードウオッチジャパンというサイトに詳しいです)

 

秋→冬と冬→春の違いは

 

秋→冬:リアクションが早い、早めの備えは違和感無く、コートの提案も受け入れる

冬→春:新陳代謝があがって来るのが、気温よりも遅い。よってお客様の反応が遅い。

 

そこだけ理解されておくのが望ましい。

あまり早めだと目垢が付いてしまいます。

VPやネットで打ち出しは早目でも

実需物の店頭展開はじっくりをお勧めしたいです。

 

今回はここまで

また次回 よろしくお願いします

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